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法律を学ぶということ

法律を学ぶことは、六法全書にある法律の条文を覚えることに限りません。六法全書は法の集大成ではありますが、それを全て覚えたからと言って、専門家になれるわけではありません。それは自動車免許に喩えることができ、免許を持っているからと言って運転が上手とは限らないわけです。大切なことは実際に車を運転して、現実の道路状況に応じた操作が出来るようになることです。法律に関しても同様で、六法全書の条文にかかれた内容を実生活に活かすことが肝心になると言えます。自動車の運転は交通ルールに従って行われなければなりません。それは事故を防ぐためであり、スムーズな交通環境を維持するためのものです。法律は国民の自由を制限すると共に、社会の秩序を維持するという役目があります。それが個人の生命や財産を守ることにつながり、安全・安心の社会づくりに貢献するわけです。六法全書の条文は、どれもが社会秩序の維持に必要なものばかりです。それらを正しく理解して、自分の生活に当てはめて考えることが最も重要な学になると言えます。

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